信州大学上田キャンパスにて開催された、青少年のための科学の祭典。
学生ベンチャーArkOakとして、出典しました。
ブースのタイトルは「ボールの動きを予想しよう」
コンピュータを利用したシミュレーションの便利さを、子どもたちに知ってもらうことを目的としました。
ブースとして一部屋丸々お借りすることができたので、
部屋の中に子ども達が自由に遊べるよう、ピタ○ラ装置のようなものを複数作成して展示しました。
祭典のメインの棟とは少し離れた場所での展示ということもあり、
二日間で来てくれた方は20組程度と少なめではありましたが、
子ども達は皆長い時間滞在し、とても楽しんでくれている様子でした。
コンピュータシミュレーションを子ども達に説明するにあたり、
次のような簡単なゲームを用意しました。
発射台にスーパーボールを乗せ、二つの木の枠でうまく反射させ、
その先にあるカゴの中に入れるというものです。
スーパーボールを乗せる場所によって、発射の瞬間の速度が変化するので、
どこに乗せればいいかを何度も実験しなければいけません。
子ども達は実験も楽しんでやってくれましたが、
申し訳程度に次のソフトウェアを見せて、シミュレーションの説明をしました。
予めコンピュータでボールの動きを計算することで、何度も実験をせずに、
一発でスーパーボールをカゴに入れることができるんだよ、といった具合です。
中学生以上の子や親御さんは、興味を示してくれてシミュレーションの便利さが伝わっている様子でしたが、
小さい子ども達は実際にボールを転がすのに夢中のようでした。
小学生にもコンピュータシミュレーションに興味を持ってもらうためには、
もっとわかりやすく、あるいは派手にしたり、ゲーム性を付与したりする等の工夫が必要なのかもしれません。
まだまだ課題があるなと感じましたが、子ども達の反応から学ぶことも多く、
なにより子ども達の無邪気な笑顔を見ることができてとても満足です。