7月6日、信州大学繊維学部講堂にて、全日本製造業コマ大戦 G3県別対抗団体戦 信州場所が行われました。
このコマ大戦団体戦に、信州大学学生チーム「信大繊維学生連盟」として
参加させて頂きましたので、その結果を報告いたします。
15都道府県から様々なコマが集まり、とても熱く、大人気の無い戦いが繰り広げられました。
信大学生は長野県代表を決める予選(長野総選挙)に8チーム出場しましたが、
企業の方々にボロボロに破れてしまい、残念ながら長野県代表となった学生は一人も居ませんでした。
ArkOakとしてもコマを作成し、長野県予選にエントリーしています。
次の写真は、汎用旋盤でコマを削り出している様子です。
慣れない工作機械と長時間格闘しながら、
なんとかきちんと回るコマを完成させ、長野県予選に臨みます。
結果は10勝15敗。代表に選ばれるには少なくとも16勝が必要だったので、まだまだでした。
しかし、学生達の善戦は企業の方々の予想を大きく上回り、
頑張りが評価され(加えて本線の枠が余っていたことも後押しし)、
特別枠として信大学生チーム枠を設けて頂けることになりました。
(そして長野県企業の方から監督に任命されました。)
それから「信大繊維学生連盟」を結成し、本戦に向けたコマ作りが始まります。
出場コマは、信大学生から成る次の7チームが作成(ここから5つを選択して団体戦を行う)。
「機械科3年生」 「Pataky研究室」
「KISS B4」 「KISS M1」 「KISS M2」※1
「ArkOak」 「モック」※2
※1 KISS : 信大繊維学部の河村・飯塚・鈴木研究室の3研究室から成るグループ
※2 モック : ArkOakと同じ学生ベンチャー団体であり、電子デバイスの開発等を行っている
予選の雪辱を果たすため、頑張って作り直したこのコマ達を使って、いよいよ本戦に臨みます。
初戦は神奈川県。正直企業の方にどこまで通用するのか不安がありましたが、
なんと先鋒がいきなり3人抜き、そして次鋒が2人抜きして、初戦を突破しました!
緊張と興奮でその後のインタビューでは何を話しているのか不明な状態でしたが、
信大学生の技術力が企業に通用することが証明されたことに頗る高揚しました!
興奮覚めやらぬまま二戦目の茨城県。
相手の先鋒はものすごく安定感のあるコマと投手で、その上右手で左回し(逆回転)。
こちらは興奮しすぎのせいか、投げミスも目立ってしまい、相手の先鋒に5連敗してしまいました。
しかしながら、コマの品質は決して企業の方々に劣っていなかったと感じます。
決勝戦は、長野県代表v.s.愛知県代表。
どちらも高い技術力で作られたコマや奇抜なアイデア、高度な戦略等によってとても熱い戦いとなっていました。
そして熱い戦いを制し、優勝したのは長野県代表。
長野県企業の強さは予選で痛感していましたが、再認識させられました。
おめでとうございます!
今回、監督として力不足な面や反省すべき点が多々ありましたが、とてもいい経験をすることができました。
初戦を突破できたこと、企業の方々に通用するコマを学生達で作ったことを、誇りに感じています。
もっともっと多くの学生を巻き込み、盛り上げ、後世に長く残していきたい活動です。